横浜のインターナショナルスクール学費|年間総額はいくら?
当サイト「神奈川プリスクールナビ」は、県内70園のプリスクール・インターナショナルスクールを一つひとつ公式サイトで確認して掲載しています。その作業を通じて痛感するのが、「インターナショナルスクール」という言葉の幅の広さです。横浜で「インター 学費」と検索すると、年間200万円を超える学校もあれば月謝8万円台の園もヒットしますが、両者は制度上まったくの別物です。本記事では、当サイトが実額を確認できた園のデータだけを使って、「学校型インター」と「プリスクール」の違い、学費の実額、年間総額の考え方を整理します。
この記事の要約:横浜インターナショナルスクール(幼児部全日・年261万円)やHorizon(幼稚部フルデイ・年244万円)などの「学校型インター」と、月謝8万〜17万円台の「プリスクール」(認可外保育施設)は、制度も費用レンジも別物。無償化の適用可否も分かれます。年間総額は「月謝×12+入学金+教材・給食・バス」で試算するのが基本です。
「インターナショナルスクール」と「プリスクール」は制度上の別物
幼児期を英語環境で過ごすという点では似て見えますが、制度上の位置づけがまったく異なります。
- 学校型インターナショナルスクール:各種学校などの認可を受けた「学校」。外国籍・帰国子女の家庭が主体で、幼児部から高校までの一貫課程を持つのが典型です。保育施設ではないため、幼児教育・保育の無償化(認可外保育施設向けの給付)の対象外となるのが通例です。
- プリスクール:多くは認可外保育施設として自治体に届け出た「保育施設」。日本人家庭の利用が中心で月謝制。基準を満たし自治体の確認を受けた園は、3〜5歳児で月額37,000円を上限とする無償化給付の対象になります(2026年7月時点の制度)。
| 比較軸 | 学校型インター | プリスクール |
|---|---|---|
| 制度上の位置づけ | 各種学校など(学校) | 認可外保育施設(保育施設)が中心 |
| 主な在籍層 | 外国籍・帰国子女が主体 | 日本人家庭が中心 |
| 費用の目安(当サイト実査) | 幼児部で年187万〜261万円+入学金等 | 週5全日で月8万〜17万円台 |
| 無償化(月3.7万円上限) | 対象外が通例 | 対象園あり |
| 卒園後 | 小・中・高へ内部進学 | 小学校へ進学(公立・私立・インター小) |
検索でこの2つを混同したまま資料請求すると、費用感が数倍違って驚くことになります。まず自分の探しているのがどちらなのかを確定させるのが第一歩です。
横浜の学校型インターの学費実額
当サイトが公式サイトで学費の実額を確認できた学校型インター(幼児部)は次のとおりです。いずれも月謝制ではなく年額表記です。
横浜インターナショナルスクール(YIS・中区)
1924年創立、外国籍・帰国子女主体の本格インターで、国際バカロレア(IB)採用校です。横浜インターナショナルスクールの幼児部(ELC・3〜5歳)は半日212万円・全日261万円/年。ほかに出願料5万円・入学金148万円・施設費(Campus Development Fee)39.9万円/年がかかります(2026-27年度)。
Horizon Japan International School(神奈川区)
横浜駅徒歩9分のポートサイド地区にある、幼稚部から高校までのIB一貫校。Horizon Japan International Schoolの幼稚部(EYP・3〜5歳)はフルデイ244万円・ハーフデイ168万円/年。出願料4.5万円・入学登録料50万円・Building Fund 75万円・維持費25万円/年(2026-27年度)。スクールバスは日吉・港北・横浜・川崎の4ルートで年額 片道21.5万円・往復30万円です。
東京横浜独逸学園 幼稚園部(都筑区)
英語系ではなくドイツ語主体のスクールですが、学校型の費用構造がよくわかる例です。東京横浜独逸学園(幼稚園部)は年間保育料187万円(8:00-15:00)〜196万円(延長保育週5回)、入園金65万円・サービス料7.5万円(入園時1回)・スクールバス年額38万円(2025/26年度)。
サンモール・インターナショナルスクール(中区)
1872年創立、日本最古のインターナショナルスクール。サンモール・インターナショナルスクールは2歳半からのモンテッソーリ幼稚部を持ちますが、学費は体系(出願料・入学金・年間授業料など)の項目のみ公式に記載があり、実額は公式サイト上では確認できません(要問合せ)。
このほか神奈川県内では、園児の8割が外国籍というYBS横須賀バイリンガルスクール(0〜18歳一貫)のような例もあります。詳しくは横須賀の英語保育環境をご覧ください。
プリスクールの月謝レンジ——週5全日で月8万〜17万円台
一方、横浜市内のプリスクール(認可外保育施設が中心)で、当サイトの実査で月謝実額が確認できた主な園は次のとおりです。
| 園名(区) | 月謝(週5・全日ベース) | 入学金・入園金 |
|---|---|---|
| i Kids Star 本牧山手(中区) | 月89,250円 | 記載なし |
| 横浜YMCAグローバルキンダーガーテン(中区) | 月90,200円 | 165,000円 |
| HKインターナショナルスクール元町(中区) | 月102,000〜107,000円 | 55,000円 |
| Hug Me International School YOKOHAMA(西区) | 月122,000〜153,000円 | 160,000円 |
| インターナショナル・ランゲージ・ハウス(港北区) | 月69,000円(通常)〜130,500円(ロング) | 165,000円 |
| CGKインターナショナルスクール 関内校(中区) | 月176,000円(3〜5歳児・2027年度) | 550,000円ほか |
通園日数・時間帯により幅はありますが、週5・全日でおおむね月8万円台後半〜17万円台に分布します。上限側のCGKはIB PYP認定(2024年7月)を受けた探究型バイリンガル校で、学校型インターに近づく価格帯です。また、認可外保育施設でも横浜クリスチャンスクール(プリスクール年額163万〜183.4万円・2025-26年度)のように学校型に近い年額表記・費用水準の園もあり、名称や表記だけで「安いプリスクール/高いインター」と判断はできません。
年間総額の考え方——「月謝×12」では終わらない
比較の際は、次の式で年間総額(特に初年度)を試算するのが基本です。
年間総額 = 月謝×12(または年間授業料)+ 入学金・入園金 + 教材費・施設費 + 給食費・バス代
当サイトで確認できた実額で試算すると、差がはっきりします。
- YIS 幼児部(全日)の初年度:年間授業料261万円+出願料5万円+入学金148万円+施設費39.9万円=約454万円(2026-27年度。バス利用は別途)
- Horizon 幼稚部(フルデイ)の初年度:244万円+出願料4.5万円+入学登録料50万円+Building Fund 75万円+維持費25万円=約399万円(バス往復利用ならさらに年30万円)
- CGK関内校(4・5歳児)の初年度:月謝176,000円×12+入学金55万円+出願料4.4万円+施設費15.84万円=約286万円(2027年度)
- 横浜YMCAグローバルキンダーガーテンの初年度:月謝90,200円×12+入園金165,000円=約125万円(別途スクールランチ費用・延長保育料など)
同じ「全日・英語(外国語)環境」でも、初年度総額は約125万円から約454万円まで3倍以上の開きがあります。学校型インターは入学金・施設費など初年度の固定費が重く、2年目以降は初年度より負担が下がる構造である点も試算に入れておきたいところです。
無償化の適用可否が実質負担を分ける
もうひとつの決定的な違いが、幼児教育・保育の無償化の扱いです。認可外保育施設は、自治体の確認を受け、保護者が保育の必要性の認定を受けていれば、3〜5歳児で月額37,000円まで給付の対象になります(2026年7月時点)。
- 学校型インターは対象外が通例:YIS・サンモールは横浜市の無償化対象施設一覧(認可外保育施設・令和8年5月31日時点)に記載がなく、Horizon・独逸学園も公式サイトで無償化の記載は確認できませんでした。
- プリスクールは対象園あり:CGK(月額37,000円補助・公式記載)、横浜YMCAグローバルキンダーガーテン(最大月37,000円・公式記載)、横浜クリスチャンスクール(横浜市確認施設・証明書発行「有」)など。無償化対象の園一覧から探せます。
月37,000円×12ヶ月=年44.4万円の差は、園選びの実質負担を大きく左右します。横浜市の対象園リストの調べ方と証明書交付施設の確認方法は横浜市のプリスクール無償化で詳しく解説しています。
まとめ
- 「学校型インター」(各種学校型・外国籍主体)と「プリスクール」(認可外保育施設)は制度上の別物。YIS幼児部は全日で年261万円、Horizon幼稚部はフルデイで年244万円、独逸学園は年187万円〜という学費水準に対し、プリスクールは週5全日で月8万〜17万円台
- 年間総額は月謝×12+入学金+教材費・施設費+給食費・バス代で試算。当サイト実査の実額では、初年度総額は約125万円〜約454万円まで開く
- 無償化(月3.7万円上限)は学校型インターでは対象外が通例、プリスクールには対象園あり。年44.4万円の差になるため必ず確認を
学校型インターとプリスクールが混在する横浜市中区の一覧、Horizonのある神奈川区の一覧、独逸学園のある都筑区の一覧もあわせてご覧ください。
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本記事の園情報は取材時点の公式情報に基づきます。制度の内容・料金は変更される場合があるため、最新情報は各園および各自治体の公式情報をご確認ください。